Facebookが提唱した全く新しい仮想通貨「Libra」。
世界各国から様々な反対などが巻き起こり、PayPalの脱退に続き、VISA・MasterCardなどの決済大手などが脱退を表明。先行きどうなるのか?
21団体で管理団体正式開始
Libraの管理団体は正式に開始した。さすがに決済大手の脱退などで厳しい状況なのは間違いない。
Facebookの暗号通貨Libra、管理団体が正式発足。7団体が抜け、21団体でのスタートに - Engadget 日本版
最終的な加盟団体
- 決済: PayU
- テクノロジーとマーケットプレイス: Facebook/Calibra、Farfetch、Lyft、Spotify、 Uber Technologies
- 通信: Iliad、Vodafone Group
- ブロックチェーン: Anchorage、Bison Trails、Coinbase、Xapo Holdings
- ベンチャーキャピタル: Andreessen Horowitz、Breakthrough Initiatives、Ribbit Capital、Thrive Capital、Union Square Ventures
- NPO/多国間団体/学術機関: Creative Destruction Lab、Kiva、Mercy Corps、Women's World Banking
フランス・ドイツからブロックが決定
世界の中央銀行からも懸念が噴出し、フランス・ドイツはブロックを決定と、構想を発表してからネガティブな反応がオンパレードだ。
Facebookの独自仮想通貨「Libra」はフランスとドイツからブロックされることが決定&各国中央銀行からも厳しい調査を受けている - GIGAZINE
日本での展開は?
日本での展開は現状詳細には出ていない。仮想通貨自体にも懸念意識が強い状況で、ここまで難航し、世界と比べFacebookへの影響度が少ない国なので、大きな展開には障壁が大きいと思う。
また、現在はキャッシュレス戦争が勃発しており、ポイント文化も根付いていることから、世界とは異なる決済やポイントを含めた楽天のようなサービスが強い傾向にある。
鳴り物入りで衝撃を与えたLibraだが、動向は冷静に追っておきたい。