ソフトバンクが11月5日に決算説明会を開催。QR決済のPayPayの躍進を報告した。
10月の増税後に一気に利用者数が伸び、11月5日時点で1900万人となった。100億円あげちゃうキャンペーンなど、初期はいろいろ話題を振りまいたが、最近はそこまで派手なキャンペーンは無いので、政府のキャッシュレス還元施策も影響しているのは間違いないと思う。 地方でPayPayのみ利用できる店舗があったり、都内でも小さな飲み屋でも利用できたり、加盟店の開拓力も大きいのではないか。さすがにお賽銭をPayPayで払えるのはびっくりした。 10月の増税後に一気に利用者数が伸び、9月から倍増している。今は大きな還元キャンペーンやってないので、増税後のキャッシュレス還元が大きいのでしょう。 個人的には、春先までの20%還元や10回に1回無料のころに比べれば利用頻度減ってますが。 QR決済としては後発であったが、昨年末の100億円あげちゃうキャンペーン以降は、QR決済の中でもユーザー利用意向は高い状況であったが、2019年中盤以降にグッとPayPay利用意向が増加し、2019年10月時点では大きく引き離した格好だ。 個人的には、三太郎の日はau、それ以外はキャンペーン次第で選んで利用している状況。 増税を機に、現金利用意向が17%まで低下している。個人的にだいぶ以前からキャッシュレスを利用しているが、正直現金を利用するメリットはほぼない。 これまで現金以外のキャッシュレス代名詞はクレカと電子マネーだったが、ここへ来てキャッシュレスで思い浮かぶもので、クレカに次ぐ2位にPayPayがなった模様。 正直、Suica、Edy、ナナコ、Waonなどの非接触決済勢の影が薄く、バーコード決済よりも日本の場合便利なので、もう少し頑張ってほしい。 銀行への出金が可能になれば、PayPayへチャージしても必要に応じてPayPayを現金化できることになり、まさに電子ウォレットに近づく。 PayPayもQR決済だけでなく、金融やリアルサービスの予約などに展開を始めている。 PayPayは、ソフトバンクとヤフーの合弁会社で、ヤフーはこの秋にZホールディングスとしてグループの主力事業として編成された。 Zホールディングス 代表取締役社長/ヤフー代表取締役社長CEOの川邊健太郎氏は、PayPayは20%還元などで常時還元するステージは終了し、今後はサービス強化にシフトすることを明言した。 ヤフーはブラウザ市場で日本を代表する存在になったが、アプリ市場とQR決済の市場においてのヤフーになるような展開をしていく模様だ。 今後に期待したいと思う。
PayPay累計で1900万人へ
PayPay利用回数も10月は8500万回に急増
PayPay利用意向もQR決済で断トツ
キャッシュレスが現金利用意向の倍に
キャッシュレスといえばPayPay。クレカに次ぐ2位に
PayPay機能拡充。公共料金支払いや銀行払い出しも。
LINEPayなどではすでに実現している公共料金支払いにも対応。東京電力、東京ガス、東京都水道局などは対応済で、今後も支払先は拡充していく予定。PayPayは決済アプリからスーパーアプリへ進化
LINEPayやメルペイもメイン機能にQR決済が付き、ほかにもいろいろなサービスを提供するスーパーアプリ化の状況だ。PayPayは高額還元偏重からサービス強化へ