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Facebook Pay登場でGAFAの〇〇Pay出揃う。その違いは?

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Facebook Payを今週から米国で提供開始

2019年11月にFacebookがFacebookPayを開始すると発表された。InstagramやWhatsAppへの展開や、提供地域の拡大も今後予定される。

日本ではFacebookのシェアは低いが、Instagramは若年層に浸透しているのでそこへの対応次第になる。また、国内のQR決済覇権争いが激しく行われており、LINEとYahooの経営統合なども検討と、これからの巻き返しはかなり厳しいと予想される。

これによりGAFAは全てPayサービスが出揃った。それぞれの違いは

Amazon PayはECの決済手段として展開

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2018年8月に開始されたAmazonPay。QRAmazonに登録しているカードから引き落とされるタイプだ。

アプリブの調査でもわかるように、1年以上経過したが国内のペイメント勢に押され伸び悩んでいる。利用できる店舗もPayPayなどに比べるとかなり少なく、日常利用としてシェアをとるのは難しい状況だ。

ただ、もともとECの巨人であり、オンラインでの決済の選択肢としては効果が出ているようだ。

netshop.impress.co.jp

Apple PayはiPhone限定の非接触決済

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2016年よりiPhoneの非接触対応機種向けに提供された決済サービス。Androidは比較的早い段階でフェリカに対応した機種が出ていたが、世界でも異質なiPhoneシェアを誇る日本マーケット向けにモバイルsuicaやiDなどを登録可能になった。QRコード決済ではない。

iPhone限定のため、他のQR決済と違いデバイス依存が大きくシェア獲得は限界がある。

Google PayはAndroid用のおサイフアプリ

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2016年よりAndroidスマホに搭載された決済アプリ。クレジットカードや非接触決済のiD・モバイルSuicananacoなどとポイントカードも登録管理できるまさにおサイフケータイスマホ版。

対応するサービス
プリペイド
楽天EdynanacoWAONSuicaQUICPay

ポイントプログラム
楽天ポイントカード、dポイントクラブ、Tポイント等

日本は特殊な決済市場でGAFAの影響は限定的

キャッシュレスを国をあげて推進しているが、携帯通信会社系と交通系と小売系が大きな影響力があるため、GAFAでも決済シェアを握るのは難しい状況だ。