QRコード決済市場がYahooとLINEの経営統合で一強時代へ。わずか1か月で国内インターネット市場で最大級の激変期を迎えた。
PayPayは2000万突破。LINEpayも3690万と国内一強へ。
PayPayは登録者も2000万を突破し、国内シェアでも突出してきたところにLINEとの経営統合が決まり、日本のQR決済市場はこの連合に太刀打ちできるものはいなくなった。
加盟店もOlympic、洋服の青山、市役所として初の群馬県富岡市なども加わり、外食や小売り以外での拡大も進む。
市役所や警察などの公共機関での利用が広がれば利便性は高まる。
d払いは電子マネーiDを統合。
NTTドコモは非接触決済のiDをd払いに統合すると発表した。QR決済はどうしてもレジ前でもたつくため、Suicaなどのタッチ決済のスピードに慣れた日本人にとって、非接触をQR決済の選択肢にできることは大きい。
楽天はSuicaを2020年春に連携すると発表しており、残るはwaon、nanacoの小売勢の動向が気になるところ。
楽天Payは小田急百貨店やキリン堂で導入
小田急百貨店は、中国系のQR決済につづき楽天Payを11月20日より全店で導入する。
また、西日本で展開するドラッグストアキリン堂での導入も開始された。楽天edyの加盟店でもあり、グループの決済事業の顧客層の開拓は大きな武器だ。
PARCOマルチ決済を導入
QR決済をまとめてマルチ採用する企業も多くなっている。パルコは9種類のQR決済を順次スタートさせる。
日本最大企業のトヨタもスマホ決済参戦
トヨタが。「TOYOTA Wallet」の提供を開始すると発表された。これは独自のQR決済ではなく、お財布アプリ的なサービスだ。
プリペイド型電子マネー「TOYOTA Wallet残高」、クレジット型サービス「TOYOTA TS CUBIC Origami Pay」、デビット型サービス「銀行Pay」の3種類。事前チャージ、後払い、即時引き落としを一つのアプリで選択できる。