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インターネット社会に影響を与えた主な人々【1970~80年代生編】

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1990年代中盤から四半世紀にわたり成長を続けたインターネット。

そこにはネット社会に欠かせない多くの経営者や著名人がいる。

様々な年代の人々が携わってきたインターネット社会。

世界と日本の主要な人物を、前回の1950~60年代に続き、70年代以降生まれの中心人物をご紹介します。

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1970年代生まれ

 社会に出るころにネット時代の黎明期が始まった世代。

堀江 貴文氏(1972-)

実業家・投資家・タレント

ライブドア代表取締役社長CEO

1996年に20代中盤でホームページ制作事業のオンザエッジを起業。20代後半の2000年に東証マザーズ上場。30代になり2002年ライブドアの営業権を取得し社名変更。

2004年当時の近鉄バッファローズ買収へ名乗り、楽天と東北の球団設立で対抗も失敗。2005年ニッポン放送買収でフジテレビと対立の末買収断念、総選挙に出馬も落選。2006年ライブドア事件で逮捕された。

2013年に復帰後も精力的な活動を行っており、最近では宇宙開発事業などで話題に。メディアへの出演も多いが、YoutubeTwitterによる情報発信を精力的に行っている。

起業10年で大きな動きを起こしたネット界の象徴的な人物。

ラリー・ペイジセルゲイ・ブリン(1973-)

Googleの共同創業者。前最高経営責任者(CEO)

現在はGoogle持株会社アルファベットのCEOと社長

1998年にGoogleを共同設立。約20年の間に世界の検索エンジンで圧倒的なシェアを誇り、リスティング広告により売上を急拡大させた。

GmailGoogleマップYoutubeなどの革新的なサービスを次々と普及させ、AIや自動運転などテクノロジー企業の代表として現在も成長を続けるGAFAの一角を担う企業。

当面はネット市場の中心企業として、世界のテクノロジー革新をけん引していくと思われる。
フォーブス長者番付の6位と7位で二人がランクインしている。

藤田 晋氏(1973-)

サイバーエージェント創業者兼代表取締役社長

人材派遣会社インテリジェンスを経て、1998年株式会社サイバーエージェントを設立。ネット広告代理店の大手として業績を伸ばし、Amebaなど個人向けのネットサービスへと展開。

奥菜恵との結婚・離婚で話題になったが、現在もAbemaTVなどのチャレンジを続けており、日本のネットの発展において70年代を代表する経営者。

 

笠原 健治氏(1975-)

ミクシィ創業者。ミクシィ会長。

東京大学在学中に求人情報サイト「Find Job!」開設。2004年SNSミクシィを開設し、SNSのはじまりには日本で大きな勢力を誇った。その後欧米勢のSNSに押され利用が低下したが、モンストなどのスマホゲームをヒットさせた。

前澤 友作氏(1975-)

ZOZO創業者。株式会社スタートトゥデイ代表取締役社長。

剛力彩芽さんとの交際、宇宙旅行やこ高級絵画の購入、ZOZOのヤフーへの売却など、近年いろいろな意味で話題を振りまく実業家。ZOZOスーツは期待して買ったが、非常にがっかりした記憶が強い。まだ40代であり今後の展開も期待したい。

山田 進太郎氏(1977-)

メルカリ創業者兼代表取締役CEO(社長)

大学在学中に楽天インターン。2001年ウノウ設立。2009年ソーシャルゲームに参入し、2010年ウノウ株式を米ジンガに譲渡。2013年フリマアプリのメルカリ設立。

2019年にスマホ決済のメルペイを立ち上げなど、メルカリの会員や売上金を生かした独自の展開で、携帯キャリア勢と対抗していけるか注目。

田中 良和氏(1977-)

GREE開発者・グリー株式会社創業者兼代表取締役社長

2000年楽天に入社し様々なインターネットサービスの企画・開発。

趣味でSNSGREE」を開発し一般公開。2004年グリー株式会社を設立、代表取締役に就任。2010年東証一部に上場。上場時の創業者の年齢が33歳3ヶか月は当時最年少。

2010年CM放送回数が日本で1位となるなど、携帯ゲームで一世風靡したが、ゲームで未成年の大金課金問題やガチャの確率操作問題が続き、急速に進むスマホ化への対応の遅れもあり2013年には希望退職募集や2015年最終赤字に。

1980年代生まれ

 現在30代の世代。学生時代からインターネットがあり、最初のネットネイティブ。

マーク・ザッカーバーグ氏(1984-)

Facebook共同創業者兼会長兼CEO。

ハーバード大学在籍中にSNSの「Facebook」を立ち上げ。圧倒的な利用者を誇りGAFAの一角を担うが、近年は欧米での風当たりが強く、仮想通貨のLibraも各国政府や中央銀行より厳しい対応を余儀なくされている。

写真共有アプリInstagramメッセンジャーのWhatsAppなど、数億人規模の利用するサービスを傘下にあり、それらを含めた影響力はいまだに大きい。

ちなみに、Instagramの創業者で2018年に退任したケヴィン・シストロム(1983-)とマイク・クリーガー(1986-)も80年代だ。

村上 太一氏(1986-)

株式会社リブセンス創業者兼代表取締役社長

大学在学中2006年株式会社リブセンスを設立。アルバイト情報掲載サイト 『ジョブセンス』開設。創業2年目に黒字化し、2011年東証マザーズに最年少の25歳1か月で上場。翌年に東証一部へ市場変更。

SEOによる検索からの集客や求職者へも祝い金を出す仕組みなど、注目を集めたが、Googleの仕様変更などに翻弄され、成長が停滞してしまった。

HIKAKIN氏(1989-)

Youtuber・UUUMファウンダー最高顧問

YouTubeヒューマンビートボックスを活用したチャンネルなどを保有。合計1000万人以上のフォロワーや50億を超える再生回数を誇るなど、日本を代表するYoutuber。

小中学生などのファン層が多く、CMやアニメなどへの出演など活躍。

ネット関連以外の著名人

将棋・卓球・スケート・テニス・ゴルフ・サッカーなど、スポーツ界や文化界で史上初の快挙などを達成など、これまでの先人以上の功績を出す人材も多く輩出している。

1970年代生まれ

高橋尚子(陸上)、イチロー/松井秀喜(野球)、羽生善治(将棋)、中田英寿/ジダン/ベッカム(サッカー)、野村忠宏谷亮子(柔道)、貴乃花(相撲)、尾田栄一郎(漫画家)、武豊(競馬)、レオナルド・ディカプリオ(俳優)マライア・キャリー(歌手)

1980年代生まれ

吉田沙保里伊調馨レスリング)、井山裕太囲碁)、メッシ・クリスティアーノ・ロナウド本田圭佑香川真司長友佑都(サッカー)、内村航平(体操)、北島康介(水泳)、錦織圭(テニス)、レディー・ガガ/ブリトニー・スピアーズ/ビヨンセ(歌手)

1990年代生まれ

羽生結弦浅田真央(フィギアスケート)、高梨沙羅(スキー)、松山英樹/渋野日向子(ゴルフ)、大谷翔平(野球)、大坂なおみ(テニス)、ネイマール(サッカー)

2000年代生まれ

藤井聡太(将棋)、久保建英(サッカー)、紀平梨花(フィギアスケート)

まとめ

1950年代から1980年代生まれのネット関連の主要人物を紹介してきました。ネットの黎明期に果敢な挑戦を牽引した1950年代と60年代の経営者と、70年代が社会に出るタイミングと重なり、多くのビジネスを確立させていった。

世界ではマークザッカーバーグはじめ、80年代の経営者が大きな影響力を持つようになる中、日本ではまだ大きな影響力を持つ人物は表れていない。

90年代は平成生まれの世代。Youtuberなど新しい世代ならではの活躍はみられるが、世界はまだ大きな変革期にあり、日本を代表する人物の登場を期待したい。