中国「独身の日」アリババの1日の売上3兆円超
中国では11月11日を「独身の日」として、アリババでは大規模なセールを毎年行っている。その金額がとてつもない。アリババの流通額は2018年は過去最高となり24時間で3.3兆円だった。
2019年の経過を追ってみると開始から過去最高を更新している。
1分36秒:100億元(約1560億円)
1時間:1.5兆円
1.5時間:1.8兆円
11時間:2.7兆円
14時間:3.1兆円
16.5時間:3.5兆円(前年実績突破)
24時間:4.2兆円(過去最高・前年比26%増)
どこまで伸びるのだろうか?
日本の2018年1年の流通額は約18兆円
経済産業省が2019年5月に発表した日本のEC市場の調査では、日本の2018年1年間のEC流通総額は約18兆円。独身の日の中国の流通総額5日分程度だ。。
EC市場物販は9兆2992億円
旅行予約などのサービスは6兆6471億円
動画コンテンツなどデジタル系は2兆382億円
中国のEC市場のパワーは世界一であり、日本の市場規模は足元にも及ばない。
楽天の1年の流通総額を独身の日1日で超える
楽天の2018年1年の流通総額は約3.4兆円だ。これは独身の日のアリババが1日での流通総額と同程度になる。
日本では楽天がトップで、アマゾンジャパンが2兆円後半、ヤフーがZOZOを含めても2兆円弱と束になっても、アリババの巨大さが改めてわかる。
モバイルEC市場規模の約7割が中国。5Gもすでに開始。
世界のモバイルECの市場規模は18年に1.8億ドル(約197兆円)。
その国別のシェアで中国が69%、米国が12%、日本は2%だ。とてつもないスマホの購買市場だ。
中国のスマホメーカーとして米中の摩擦の中心にあるHuawei以外にも、指原梨乃をイメージキャラに起用したOPPO、2020年に日本市場参入を表明したシャオミなど、世界市場で戦うスマホメーカーが複数存在する。
日本では半数以上のシェアを占めるAppleも中国では5%程度だ。